自民党は7日、衆院選を総括するため両院議員懇談会を開いた。石破茂首相が謝罪し、出席議員からは執行部批判や責任を問う意見も出たが、直ちに退陣を求める声はなかった。少数与党の中で党を割るほどの対立に発展すれば自民全体が下野しかねないため、ひとまず「石破降ろし」が回避された状況だ。
会合の冒頭、首相は「国民の期待に十分応えることができなかった。誠に申し訳ありません」と頭を下げた。その上で不安定な国際情勢や物価高、能登半島地震からの復興などを挙げ「国政には一時たりとも停滞は許されない」と訴えた。
冒頭以外は非公開で進んだ会合には約200人が出席、50人程度が発言したという。予定が1時間延長され、約3時間続いた。
出席者によると、選挙戦終盤…